2012年11月16日

僕がNR JAPANという会社を創った理由 6.4.1 - 船出の背景にあったもの(4.1/4)

先日から
 僕がNR JAPANという会社を創った理由
というテーマについて書き綴っています。

実は僕は、2年間の大学院生活が終わり、卒業が確定したその直後に、突然無職の状態で社会に放り出されてしまった経験があるのです。卒業が決まったその翌日、糸が切れたように精神的に崩れてしまい、そのまま夜逃げするかのようにして、会社から退散してしまったのです。完全な敗北でした。車を運転して一緒に荷物を取りに来た父親に対し、断腸の面持ちで頭を下げていた社長さんの姿が、今も忘れられません。

実家に戻った僕を待ち受けていたのは針のムシロでした。村から逃げ出して、逃げ切れなくて、刺客に捕まり、連れ戻されたと想像してみてください。どのような仕打ちを受けたと思いますか。良くて罪人、時代・国によっては死罪に処せられる場合もありました。しかも、本人のみならず、家族・友人も連座の罪に問われ徹底的に叩かれました。袋叩きとはまさにこのことで、考えうる最大限の否定の言葉を浴びせられ、「今すぐ就活しろ」と責め立てられたのです。

それまで、ほとんど大学院のことを顧みず、ベンチャー企業に突っ走り、全く就職活動をしていませんでした。普通の就職活動をしないことが、むしろちょっとした誇りに思っていた一面もあったと思います。だから自分の意思とは関係なく責め立てられる形で、普通の就職活動を始めることを甘んじて受け入れざるを得ない状況に追い込まれたことは屈辱でした。当時は責め立てられていて必死だったけど、大学院の教授のところに行って、「卒業を取り消しにして卒業を一年延ばしてもらえないか」と相談したり(結局ムリでした)、就職活動のために、「大学院のメールアドレスをしばらく使わせてくれないか」と頼みに行ったり、今思えば実に身勝手な行動さえも、なりふり構わずやらざるを得ませんでした。それまで学部時代も含めて、一度も就職活動をしたことがなかったから、そのとき自分が就活の全体スケジュールの中で、どのくらいの位置にいるのかも全然分からなかったけど、とにかく一学年下の後輩たちと一緒になって就職活動というものに、人生初チャレンジすることになったのです。

就活モードの自分を、急ごしらえで作り上げて、突撃テレホンアポイントでOB訪問をしたり、会社説明会に参加したりもしていたけれど、ほとんどの会社は、決められた期限に卒業見込みである肩書きを持っていないとエントリーさえもできない(リクナビを使っている会社は全滅)会社ばかりで、その中でも門戸を開いていたわずかな会社にエントリーしてみたんです。大学院のメールアドレスが功を奏したのか、面接までは呼ばれることが多いんだけど、その先に進めなかったんですよね。後輩たちは次々と先の段階に進んで、そつなく内定を勝ち取っていっていたので、だんだん後輩たちとペースがズレていったんです。

当時は、社会や会社のことを良く分かっていなかったので、面接官のレベルに合わせてしゃべる内容をセレクトするテクニックなど持ち合わせていませんでした。だから、思っていること、考えていることを素直にしゃべってしまったんですよね。それで面接官の逆鱗に触れたり、越えてはいけない一線を越えてしゃべってしまうことも多々ありました(今思えば、面接官のレベルがその程度だったんだって本気で思う。「面接官の考えに合うように思っていること、考えていることを捻じ曲げて、それを素直にしゃべれるようにしなさい」とする就活指南があるけどそれは間違っていると思う)。

そしていくつか受ける中で、ついに「これぞ本命」と思える会社に出会えたのです。そこの会社は、古くから日本の社会基盤を作ってきた会社で、僕がいた研究室とも関連が深く、OB訪問もし、教授にも「いい会社だ」とのお墨付きももらいました。大学院で仕上げた研究論文に絡めて、日本の未来につながる大きな仕事ができそうな期待感も膨らみました。ところが、エントリーしても全くの音沙汰がなかったのです。待てども待てども音沙汰なし。連絡を待つ間、精神がおかしくなりそうでした。(結局その後、連絡が来ることはついにありませんでした)

そして、その後就職することになる会社に出会うのです。意気消沈し、身も心も憔悴し、暇つぶしくらいの気持ちで参加した適職フェアでの出会いでした。

 
posted by miraclestar at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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