2019年04月27日

これから先、電話で話した内容は、筒抜けになる

とんでもない法律を、一見無害に見える法律と抱き合わせで
成立させてしまうやり方は、いまの為政者が繰り返し利用し
て来た手口で、もはや見慣れた光景になってしまいました。

取り調べ録画、6月開始 裁判員裁判など

政府は16日、(中略)改正刑事訴訟法の施行日を6月1日とする政令を閣議決定した。(中略)捜査のために電話を傍受する通信傍受で、通信事業者の立ち合いが不要になる改正通信傍受法の規定も6月1日に施行。傍受した内容を警察が改ざんできないよう暗号化する機器を導入する。

〈日経新聞 4月16日 夕刊 10面〉

これまで通信傍受を行う際には、通信事業者の立ち合いの元、
通信傍受の機器を設置しなければならなかったところを、こ
れから先は、立ち合いが無くても、出来る、いや、自由自在
に出来ると言った方が良いでしょうか、出来るようになると
言う事のようです。

皆さん、通信傍受って、傍受対象の人間が行きそうな場所の
近くに行って、アンテナの傍に傍受の機器を設置していると
思いますか。それは、固定電話の時代の発想です。通信網の
すべての通信が必ず通るような、いくつかの中継器に傍受の
機器を設置しなければ、傍受が成立しないでしょう。そして、
通信傍受の令状が出る度に傍受の機器を設置し、終わったら
撤去している、と思いますか。そんな事はしないでしょう。
スイッチを入れればいつでも傍受が出来るようになっていて、
令状が出る度に通信事業者の従業員がスイッチを入れて傍受
する体制が築かれているはずです。これから先は通信事業者
の従業員に連絡してスイッチを入れてもらわなくても、通信
の傍受が出来ると言うのです。

為政者が管轄する組織のコンピュータールームで電話番号を
入力して操作をすれば、いつでも自由に通信の傍受ができる
ようになると思います。氏名や住所の一部、生年月日等でも
電話番号の検索が出来るでしょう。


このような操作感のシステムが既に完成しているのか、この
ような操作感なのか、はたまた批判を見越して警戒心が緩む
まで様子見をするつもりなのか、わかりませんが少なくとも、
このような操作感のシステムを合法的に構築する為の法的な
準備は完了したと言えるでしょう。

むしろ、一部の為政者が気に入らない人間の電話やインター
ネット通信に対しては既にやっていて運用しているシステム
があってそれを広く一般の国民に対象を広げようとしている、
と言う事なのかもしれません。法律を準備する事で、合法化
でき、万が一バレたときに、違法行為をしていた事をとがめ
られる可能性を気にしなくて済むようになるでしょう。

これから先は一部の為政者が気に入らない人間だけでは無く、
為政者が気に入れない考え方に傾倒する可能性がある人間に
ついても、通信傍受の対象を拡げるでしょう。そして、もし
為政者が気に入らない考え方に感化されてしまったら困ると
言う人間についても、予防的に通信傍受の対象に加えるよう
になるでしょう。

傍受した内容は、暗号化して、こっそり保管しておき、何か
あったとき、過去に遡って確認できるようにしておくのです。
暗号化しているので、万が一調査が入っても、データの存在
と規模は分かっても、誰を傍受したか、までは分かりません。
非常時には自動消去されるようにするとは思いますけれども。

これから先、電話するときは、為政者に筒抜けになっている
事を踏まえて、発言を慎まなければならなくなるでしょう。

 
posted by miraclestar at 20:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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