2021年05月25日

あの証言の信ぴょう性

「お金で票を買う事が出来る」

そのやり方を実行した人間が逮捕されてから、約一年。真相
と黒幕を確定させるのに充分な事実と証言が、詰まって来て
います。参院選広島選挙区で起きた大規模買収事件の事です。

これ迄黒幕は、トカゲの尻尾を切り続け逃げのびて来ました。
ところが、最早切る尻尾が無いところまで来てしまいました。

(前略)2019年の参院選をめぐる公職選挙法違反の罪で有罪が確定し、当選無効になった(中略)元参院議員の陣営に党本部から1億5000万円の選挙資金が投入されていた問題で、自民党の(中略)幹事長が17日の会見で突然、「私は関与していない」と言い出した。しかも、会見に同席した(中略)幹事長代理が(幹事長)の説明を補足し、「当時の選対委員長が広島を担当していた」と爆弾発言だ。(中略)

名指しされた(元選対委員長)はきのう(18日)、記者団に「1ミリも、正確に言えば1ミクロンも関わっていない」と釈明。(中略)(元選対委員長)は「党から(1.5憶円が)給付された事実も知らない」と関与を全否定している。(後略)


〈日刊ゲンダイ 5月20日(5月19日 夕刊) 2面〉

幹事長の発言を受け出て来た幹事長代理の発言は、経緯から
推察するに「口を滑らせた」と言う種類の発言ではないかと
思います。すなわち、事実である可能性が高いと言う事です。

翼賛体制に協力するテレビの報道番組は、一連の発言を報道
しましたが、真相の確定につながる情報に触れる様子は無く、
あやふやなままです。いつも通りの「尻尾切り」で、国民が
忘れてくれる事を期待しているのでしょう。

しかしながら、今回の発言は「尻尾切り」には、なりません。

(前略)(幹事長)はきのう(18日)の会見でも「全般の責任は私にあるが、個別選挙区の戦略や支援方針はそれぞれの担当」と、改めて直接の関与を否定。(中略)幹事長も選対委員長も知らないなんてあり得ないし、本当に2人とも知らなかったのなら、党のカネ1.5憶円を自由に動かせるのは総理総裁しかいない。(後略)

〈日刊ゲンダイ 5月20日(5月19日 夕刊) 2面〉

今回の幹事長、幹事長代理、元選対委員長の発言は、ただの
責任のなすりつけ合いで、いつも通り「真相は闇の中」だと
思ったら、いや、思わされたら間違いです。

幹事長、幹事長代理、元選対委員長の発言を受け、その真偽
について様々な憶測が飛び交っている様です。確信犯の虚偽、
隠蔽、逃亡等によって国民を欺いて来た面々ではありますが、
今回の発言に関しては、概ね事実を述べているのではないか
と思います。何故なら、“口裏合わせの無い不用意な嘘”が
使用出来る人間は限られているからです。

幹事長の発言が、もし確信犯の虚偽であるとしたら、緻密な
口裏合わせをしているはずです。しかも、もし確信犯の虚偽
であるなら、自らあえて発言する人間は限りなく絞り回数も
抑えるはずです。人数が増えれば、回数が増えれば、綻びが
露呈する可能性が高まるからです。振り返ってみましょう。

(前略)(幹事長)は十七日の会見で、送金に関し「私は関係していない」と主張。十八日の会見でも「党全般の責任が私にあるのは当然だが、収入、支出の最終判断をしており、個別の選挙区の選挙戦略や支援方針はそれぞれ担当で行っている」と述べた。(中略)(幹事長代理は十八日に)(元選対委員長)の説明責任について問われ「根掘り葉掘り、党の内部のことまで踏み込まないでほしい」と記者に「逆ギレ」した。(後略)

〈東京新聞 5月19日 朝刊 2面〉

お気付きでしょうか。送金に関し「関係していない」と主張
している一方で、翌日の発言では「収入、支出の最終判断を
して」いると言っています。最終判断をする唯一無二の役職
だと言っているのです。

“口裏合わせの無い不用意な嘘”が使用出来る立場ではない
人間が、口裏合わせをする余裕無しに発言を求められた場合
にとる行動とは、隠蔽や逃亡なのです。したがって、今回の
幹事長の発言、そして同じ場で幹事長代理が「口を滑らせた」
事によって出た発言は、事実にもとづいた発言である可能性
が高いのです。

“口裏合わせの無い不用意な嘘”が使用出来る立場の人間は、
何故“口裏合わせの無い不用意な嘘”が使用出来るかご存知
でしょうか。口裏合わせが無くとも、不用意な嘘に合わせて
周りが忖度するからです。それで命を絶った者もいましたね。

ところで、件の事件の実行犯で逮捕・起訴され公判中の身で
ありながら、黒幕に忖度し、仰々しい反省の弁を隠れ蓑にし
つつ、真相を語らず、いまも黒幕に合わせた新しい嘘を騙り、
国民を欺き続ける者が目の前にいる事にお気づきの方はどれ
くらいいるのでしょうか。

仰々しい反省の弁を隠れ蓑にして新しい嘘を騙ると言う行動
が、常識的な国民の想像を遥かに超越した悪意であり、なか
なか見抜く事は難しいのかも知れません。

(前略)2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公職選挙法違反(買収など)の罪に問われた(元衆院議員)の公判が18日、(中略)結審した。(中略)判決は6月18日に言い渡される。(中略)(元衆院議員)はこの日の意見陳述で「私が行ったことはいかなる理由でも許されず、政治不信を招き深くおわびする。事件の責任を一身に背負ってこれからの人生を歩んでいきたい」などと謝罪した。弁護側は最終弁論で、地元議員らへの現金供与の大半が買収にあたると認めた上で「党勢拡大活動や自身の政治基盤の確立といった、より主となる目的があって、買収一辺倒の行為ではない」などと執行猶予付き判決を求めた。(後略)

〈日経新聞 5月19日 朝刊 38面〉

(前略)買収に約三千万円を使ったとされ、(元衆院議員)は公判で「(原資は)私の手持ち資金」と主張したものの、党本部からの資金が原資になったとの疑惑がくすぶり続けている。(後略)

〈東京新聞 5月19日 朝刊 22面〉

「私の手持ち資金」から買収に使ったお金を出して、「私の
手持ち資金」から出すはずだった他の用途に、「党本部から
の資金」を使ったって事でしょう。

 
続きを読む...

posted by miraclestar at 03:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする