いまから三年前のいまごろ、国会では、「外国人労働者」の
拡大につながる、入管法を変える議案の採決強行が、それと
分からない様にしながら、ひっそりと行われました。
若さだけで空を飛べる時代と言うものが、恐らくほとんどの
人にあるのではないかと思います。しかし、若さだけで空を
飛べる時代と言うものは、永遠ではありません。
人間の営みは仕事だけで完結するものではありません。若い
時代は、仕事の事だけを考えて生きる事が出来る様に思える
事もあるかも知れませんが、いつか仕事以外の営みに時間を
とられる様になるときが訪れます。場合によっては、仕事の
合間でやり繰り出来る事もあるでしょう。
しかしながら、場合によっては、仕事を中断しなければなら
ない事もあるでしょう。そのとき、どんな運命が待ち受けて
いるのでしょうか。
元の仕事先が何とかしてくれる場合もあるかも知れませんが、
多くの場合は、生活に合わせた新しい仕事を探す事になるの
だろうと思います。
冒頭で触れた「入管法を変える議案の採決強行」とは、ここ
で窮地に立たされる未来を約束する内容でした。コロナ禍で
「外国人労働者」の拡大は一時的に止まっていますが、再開
すれば、「生活に合わせた新しい仕事」は、次々と、賃金が
安くても働く「外国人労働者」に置き換わっていくでしょう。
「入管法を変える議案の採決強行」に関連する野党の主張の
中には、不安を感じさせられるものも含まれています。一部
に「外国人労働者」の待遇改善を訴えるものがあるからです。
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