2021年11月26日

戦争の足音

作家の瀬戸内寂聴さんが9日に亡くなった。1922年、徳島市生まれ。東京女子大在学中の20歳の時、大学教師と結婚。中国で長女を出産。敗戦を北京で迎えている。1946年に帰国。25歳の時、夫の教え子と恋に落ちて出奔し、1950年に離婚、文筆活動をはじめている。(中略)寂聴さんは<あっという間に国って変わるんですよ>とも語っていた。<当時もね、われわれ庶民にはまさか戦争が始まるという気持ちはなかったんですよ。のんきだったんです>(後略)

〈日刊ゲンダイ 11月15日(11月13日 夕刊) 2面〉

戦争が出来る国にする法整備が着々と進められています。

これ迄幾度となく警告する声が上がっているにもかかわらず、
大多数の国民は耳を貸さず、翼賛体制に引きずり込まれ続け
ています。理性を持っていると思っていた政治家が、堕ちて
暗黒に尻尾を振る事例も増えています。

いよいよ、最終仕上げが始まろうとしているところかと思い
ますが、ここにきて、現実に戦争が起こる可能性が、急浮上
しています。

米国のバイデン大統領が「台湾は既に独立している」「米国は台湾防衛の義務がある」といった発言を繰り返している。これは従来の米国の姿勢とは異なり、バイデン発言が出るたびにホワイトハウスが打ち消す、という状況が続いている。(中略)今回の発言は(中略)、確信犯との見方が強い。注目されるのは「米国は台湾防衛の義務がある」という発言。極めて権威のある専門家らが「台湾をめぐって米中が戦えば米国は負ける」という認識を示している中で示されているからだ。(後略)(筆者:孫崎享)

〈日刊ゲンダイ 11月26日(11月25日 夕刊) 5面〉

「米国が勝手に中国を挑発して中国と戦ってくれるのか」と
思いますか。それは大きな間違いです。米国と一緒に戦争せ
ざるを得ない法整備は完了しています。国民を監視して統制
する仕組みは完成しつつあります。あと残っているのは言論
を封じる事ぐらいなのです。

米国は、日本を戦争に巻き込んで、日本国土を焦土にしたい
と考えているのではないかと思います。中国に攻め込まれて
多少の国土が奪われても、おこぼれが得られればいいのです。

先の大戦も石油をめぐる危機に端を発して始まりました。米
大統領発言が、「令和のハル・ノート」に発展する可能性も
あるのではないかと思います。

 
posted by miraclestar at 00:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする