2023年01月06日

世田谷一家殺害事件の動機について

おそらく、毎年決まった時期に放映されているの
でしょうけど、正月に世田谷一家殺害事件を振り
返る特集が放映されていたのをテレビでみました。

当時、大学一年生で、大学生活に忙しく、事件の
ニュースが流れていたはずですが、ほとんど触れ
る事無く、スルーしていました。現場近くに住ん
でいた知り合いから、警察が聞き込みに来た事を
耳に入れた事が、自分にとっての第一印象でした。

自分は、犯人につながる具体的な情報は何ひとつ
持ち合わせてはいないのですが、テレビの特集に
触れ、犯人の動機についてはゼロから想像を巡ら
せる事が出来ると思い、記事を書く事にしました。

以下、まったくの想像で御座います。テレビで得
られる範囲の情報に対しては整合性があると思い
ますが、膨らませた部分についての裏取りはあり
ません。



3つの切り口から動機に迫ろうと思います。

ひとつは、情報窃盗又は情報隠滅の秘密工作です。

犯人は、通常の強盗殺人では考えられない程長い
時間犯行現場に滞在して、家中を物色した形跡が
あったと報じられています。

特異なのは、侵入場所とみられる浴室の、浴槽に
張られた水の中に、被害者夫の仕事に関する書類
や被害者妻の仕事に関する書類を切り刻んだ状態
で投入していたと、報じられていた点です。

その報道から容易に想像がつくのは、被害者夫か
被害者妻が、仕事を通して又は仕事以外の活動を
通して知り得た情報を、一家を殺害して迄欲した
可能性です。もしくは、被害者もろとも隠滅して
しまう事を狙った可能性が考えられます。

ただし、これが動機だとすると、他にもみられる
特異な点についての説明が付きません。秘密工作
だとするならば、あまりにも多くの証拠品を残し
て現場を立ち去る行為は、リスクが大きすぎます。
決定的な反証は、証拠品の中に犯人自身の血液や
指紋が含まれていた、と言う点でしょう。



ふたつは、未解決事件を創りたかった可能性です。

これは、黙っていましたがずっと有力だと思って
いた仮説でした。警察にとって未解決事件は利権
の源泉となるものです。未解決事件があればそれ
を口実に、監視強化を含む捜査権限の強化に支持
を集める事が可能となるからです。

しかしながら、これを言うには根拠となる情報が
足りなかった為、触れる事を控えていました。不
用意に触れて、警察の権限強化に油を注ぐ結果に
なれば、取り返しのつかない事になりかねません。

ただし、これが動機だとすると、捜査に参加して
いた警察署長が、引退後に遺族の側についた事の
説明が付きません。もし警察の捜査に対する不正
な圧力があったとして、すべての経緯を知るはず
の立場にある人間が、遺族を前にして隠蔽を貫き
通す事が出来るのか、そこ迄の悪意が常人に為し
得るのか、疑問が残ります。



3つは、何故、20世紀最後と言う時期を選んで事件
は起きたのか、と言う最大の謎に答える動機です。
また、何故、多くの証拠品を残して現場を立ち去
る行動を選択したのか、と言う謎に答える動機で
もあります。この着想は、年末年始に放映された
テレビ番組をみて生まれて来たものです。

 
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posted by miraclestar at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする