2021年02月23日

「通信の秘密」は風前の灯(ふうぜんのともしび)

あらゆるインターネット通信は、傍受されています。
こんな事を言っても、いまいちピンと来ないでしょうか。

暗号化された通信であっても、大手サイトではサーバに通信内
容を傍受する装置が仕掛けられていて、通信内容が分かるよう
になっています。

情報提供事業者は驚くべき程迄に一般利用者を裏切って、警察
等の行政機関に情報を渡しています。一般利用者がどのページ
を閲覧したか、つまり何を調べていたか、ニュースサイトなら
どの記事を見ていたのか、地図サイトなら何処を調べていたの
か、天気サイトなら何処に行こうとしているのか、こう言った
事が分かる閲覧記録の無差別な生データをリアルタイムで警察
に送信し、警察は長期間保管しています。SNS事業者なら、会員
がSNS内に送信したあらゆる情報を渡しています。やりとりした
メッセージの内容、保存したデータ、通信元の情報等、非公開
設定や非開示を謳う規約は関係ありません。

サーバに通信内容を傍受する装置が仕掛けられていないサイト
への暗号化された通信であっても、インターネットの中継器に
仕掛けられた無数の傍受装置から得られる、通信元と通信先の
組み合わせと、中継器を通過するデータサイズの組み合わせの
解析から、通信元の個人と、通信先のサイト内でどのページを
閲覧していたか、特定しようとする試みまでやっています。

警察等の行政機関は、すべてを見ているのです。

(前略)国税庁は、令和元事務年度(令和元年7月〜同2年6月)にシェアリングエコノミーで収入を得た人が所得税を正しく申告しているかを調査するため、200人規模のプロジェクトチームを設置。全国12の国税局と事務所で約1400件の所得を調べたところ、計約174億円の申告漏れが明らかとなり、追徴税額は計39億円に上ったという。

国税当局では、特殊なシステムを活用してネット上での取引実態を把握しており、国税関係者は「取引がバレないで済むとは考えないでほしい」と話す。

問題となった取引には、フリーマーケットを含む通販サイト上の取引のほか、暗号資産(仮想通貨)や民泊、ブログなどで商品やサービスを紹介し、読んだ人が購入すると報酬がもらえる「アフィリエイト」と呼ばれる広告収入もあった。(後略)


〈産経新聞 2月18日 朝刊 25面〉

国税当局が活用している、と明言した「特殊なシステム」って
どんなシステムなんでしょうね。考えを詰めて行きましょうか。

調査に200人規模のプロジェクトチームを設置したと言いますが、
この人達は、申告漏れの疑いがある調査対象者について、金融
機関に照会を行う等の証拠集めをした上で、個人に申告漏れの
指摘を行う事と、追徴する事が仕事なのではないかと思います。

最大の疑問は、一体どうやって申告漏れの疑いがある約1400件
の調査対象者を見付け出したか、と言う点にあります。民泊は
営んでいる不動産の住所が分かるので、そこから事業者の個人
情報に到達可能である事が容易に想像出来ます。では、記事に
ある民泊以外の取引については、一体どうやって取引者の個人
情報を入手したり、ましてや取引者がどれだけの取引を行って
いるかの情報を入手したりする事が出来るのでしょうか。

まさか、経験と勘を頼りに絞り込んだちょっとでも申告漏れの
可能性がある調査対象者について取引履歴の有無を無数にある、
通販サイト運営事業者、暗号資産取引事業者、民泊仲介事業者、
アフィリエイト事業者に、手当たり次第に照会を行っていって、
約1400件になった、と言う事なのでしょうか。そんな事はして
いないでしょう。すべての取引履歴は、行政機関によって傍受
され、集められていて、名寄せした上で、申告の有無や内容と
比較し、調査対象者を抽出して行った、と言う事なのではない
でしょうか。

そう考えると、「特殊なシステム」の延長線上に、キャッシュ
レス決済の履歴やポイントカードの履歴も、行政機関によって
傍受され、集められていて、生活の一挙手一投足まで把握出来
る様にするシステムがあると考える事は、自然な流れでしょう。

国会で虚偽答弁を繰り返し、虚偽答弁で国民を煙に巻いて時間
稼ぎをしている間に、うまい嘘で国民を騙して国民共有の財産
から富を掠め取り、その富を、自分を中心とする親しい仲間に
分配する仕組みをつくり続けている者達の断罪と追放が急務で
ある事は、議論を待つまでもありませんが「取引がバレないで
済むとは考えないでほしい」等と、あたかも「我こそ正義」で
あるかの如く言い放つ行政関係者がいる事には、絶望的な気分
になります。

いま権力の座にあり、権益を貪り耽る者達が退場する事が無い
限り、いま目の前で当たり前とされている状況が微動たりとも
変化する事は無いのかも知れませんが、いつか自分達の意思が
通る様になったときを見据えて、自分達ならどんな日本に住み
たいか、いまから考えを深めておいても損な事は無いでしょう。

 
見られても減るものではない、でいいのでしょうか。見られて
いる事等分からないし、将来に渡って見られていると分かる事
も無いとしたら、見られている事は、見られていない事と同じ、
とあきらめていいのでしょうか。

あなたが住む部屋が一階にあると想像してみてください。風呂
の換気扇が壊れてしまい、換気の為、窓を開けて風呂に入って
いたところ、近所に住む小学生(男の子)が、窓から風呂の中
を覗き込んで来ました。慌てて悲鳴をあげて追い払いましたが、
見られても減るものではないと、思えますか。

一階は嫌だと思いマンションの二階の部屋に引っ越したと想像
してみてください。まったく同じ間取りの真下の部屋は、空き
でしたが、嗅ぎつけた追っかけ(男)が、真下の部屋に入居し、
トイレの天井に赤外線カメラを仕掛けました。赤外線カメラは、
あなたが便器に腰かける度に、下着を脱いで便器の内側に露出
した肌の凹凸や、あなたの便が穴から吐き出される様子を映し
出すでしょう。しかしながら、見られている事等分からないし、
将来に渡って見られていると分かる事も無いでしょう。である
ならば、見られている事は、見られていない事と同じ、でいい
のでしょうか。

 
posted by miraclestar at 17:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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